01 / PROFILE
Murda Beatzとは
Murda Beatzはカナダ・オンタリオ州フォートエリー出身のプロデューサー。本名はShane Lee Lindstrom。ドラム経験を背景に10代でビート制作を始め、シカゴやアトランタへ足を運びながらラッパーとの関係を築いた。
Migosとの制作で注目を集め、Travis Scott「BUTTERFLY EFFECT」、Migos「MotorSport」、Drake「Nice for What」などへ参加。インターネット経由で直接アーティストへ接触し、地域を越えて制作現場へ入った世代を象徴する。
距離より先に、ビートと行動力で関係を作った。
02 / THE FORMULA
音楽を理解する4つのポイント
ドラムの推進力
細かく動くハイハットと太いキックで、声が走れる空間を作る。
メロディの明るさ
トラップの重さに、覚えやすい鍵盤やフルートの旋律を重ねる。
現場型の関係構築
メール送付だけで終わらず、アーティストと長時間制作して相性を深めた。
プロデューサー兼アーティスト
自身名義の曲や共同作を発表し、ビート制作者のブランドを前面へ出した。
03 / ESSENTIAL PROJECTS
まず押さえたい4作品
『Keep God First』
初期の人脈と幅広いサウンドを提示した自身名義のミックステープ。
『Culture』
Migosの世界的飛躍を記録した作品群の一つで、長期的な関係が見える。
『Bless Yo Trap』
Smokepurppと組み、Murda Beatzのメロディックなトラップを前面に出した共同作。
『Scorpion』
Drake『Nice for What』を含み、ポップとラップを横断する到達点を示した。
04 / START WITH 5 TRACKS
初心者にすすめたい5曲
“Pipe It Up”
Migosとの初期の相性と、反復を生かしたビート感が分かる。
“BUTTERFLY EFFECT”
Travis Scottの浮遊感を、軽快なドラムと明るい旋律で支えた。
“MotorSport”
Migos、Nicki Minaj、Cardi Bの個性を一つのビートで接続した。
“Nice for What”
Lauryn Hillのサンプルとニューオーリンズ・バウンスを組み合わせた全米首位曲。
“One Shot”
BlxstとWaleを迎え、自身名義でメロディ重視の側面を示した。
WHY IT MATTERS
なぜ重要なのか
Murda Beatzは、カナダの若い制作者がSNSと移動力を使い、アトランタやシカゴの現場へ直接入り込めることを示した。
ハードなトラップだけでなく、ポップに届く明るい旋律を両立し、2010年代後半の世界的なラップの音像へ大きく関わった。
SOURCES